捉え方を変えると願望実現は加速する【劣等感も原因】

思い込み・捉え方を変える

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捉え方によって人生は変わります。

捉え方が変われば思考のエネルギーやフォーカスが変わるので、引き寄せにも影響するのです。

この記事では、望みの現実を創るために、捉え方を変える方法についてお伝えします。

多くの人が陥りがちなネガティブな思考ぐせや、新たな捉え方を取り入れるためのポイントも解説しました。

また、長年ネガティブな捉え方を変えられずお悩みの方は、心だけでなく身体づくりも強くおすすめします。

身体を変えたことで、心を変えやすくなった私の実体験を元にしています。

当記事を参考に、日々ご自分の思考と向き合ってみてください。

引き寄せのために、捉え方を変える重要性

捉え方を変えることは、望みの現実を創るために必須です。

思考もエネルギーなので、ネガティブな捉え方は波動が下がり、引き寄せにも影響を及ぼすからです。

また、捉え方がネガティブだと、望まない物事に意識が向きやすくなっているので、波動だけではなくフォーカスの面においても、望みの引き寄せを妨げる原因になります。

同じ出来事や相手に対しても、どう捉えるかによって、湧き上がる感情も次にとる行動も変わってくるはずです。

なるべくポジティブな捉え方が身につくほど、望みの現実を創りやすくなるのです。

捉え方を変える方法①認知行動療法

捉え方を変える方法として、心理療法の1つである認知行動療法はとてもおすすめです。

認知行動療法をベースに、私が自分でアレンジして実践し、効果を感じている方法をご紹介します。

認知行動療法は、うつ病や不安障害といった精神疾患にも有効性があるといわれています。

自分の思考を紙に書きだすことがおすすめです。
思考を客観的に見ることができるので、頭の中でぐるぐる考えているときとは違う視点に気づきやすくなります。
少々手間はかかりますが、長年のとらえ方の癖を変えられると思って、コツコツ取り組んでみてください。

認知行動療法 5ステップ

私が実践している、以下の5ステップをご紹介します。

  1. 状況と自分の気持ちや思考を書き出す
  2. 思考を深掘りする
  3. 捉え方の癖に気づく
    ※次の項で、思考癖の種類についても解説します。
  4. 他の可能性を探る
  5. 新たな捉え方を呟く

では具体例を挙げながら、実践方法を解説していきます。

【例】
上司にささいなミスを注意されて、激しく落ち込んだ。

①状況と自分の気持ちや思考を書き出す

上司にミスにを注意された。

こんなささいなことに気づけない自分が情けなくなり、「自分はダメな人間だ」と思い落ち込んだ。

②思考を深掘りする

なぜ激しく落ち込んだのか?

⇒こんなささいなことも出来ないんだから、自分には大きな仕事はできないだろう、と思い込んでいるから。

③捉え方の癖に気づく

ささいなことができない=大きな仕事ができない、というのは極端じゃないだろうか?

④他の可能性を探る

どんなに仕事ができる人だって、ささいな見落としをしてしまうことだってあるはずだ。

100%ミスがないだけが、仕事ができる人の条件ではないはず。

⑤新たな捉え方をつぶやく

ささいなミスだけで、自分には大きな仕事ができないと思うのは極端な考え方だ。

仕事のスキルを、多方面であげていこう。

ささいなミスも起こさないことがベストだから、今までとはチェック方法を変えてみよう。

よくある捉え方の癖のパターン3つ

認知行動療法では、認知の偏り(=ネガティブな捉え方の癖)は10パターンであると言われています。

10パターンと聞くと多いようにも思いますが、人間が苦しくなってしまう思考癖は10個くらいのバリエーションしかないんだ、と思うと、私は気持ちがラクになりました。

10パターンのうち、望みの現実を引き寄せるために手放すとよいおすすめのパターンを、3つご紹介します。

ネガティブな思考癖に気づくために活用できるので、ご参考にしてみてください。

①全か無か

「全か無か」思考は、「ゼロか100か」の思考や「完璧主義」とも言い替えられます。

次のような例が当てはまります。

  • 完璧を求めるあまり、自分の少しのミスも許せない
  • 一ヶ所うまくいかないことがあると、「失敗だ」だと感じたり、やる気が失せてたりしてしまう
  • 他人のある一面を嫌いだと感じると、相手の全部が嫌いになってしまう。

一ヶ所うまくいかなくても、全部がダメになったと決まったわけではありません。

最終的に望む結果を得られれば良いわけですから、長期的な視点を持って取り組むといいでしょう。

②過度の一般化

1~2回の出来事を、全てのケースに当てはめて考えてしまう思考パターンです。

次のような例が挙げられます。

  • 一度失敗しただけで、「自分はできない人間だ」と思ってしまう
  • 1~2回、人に誘いを断られただけで、「自分は嫌われてる」と感じてしまう
  • ニュースで事件を見て「人間は信用できない」と思い込んでしまう

1つの出来事で全体を判断してしまうので、視野も行動範囲も狭くなりがちです。

果たして本当にそうだろうか?
と、自分が無意識に思い込んでいる価値観を疑ってみましょう。

世の中には、ありとあらゆる可能性が存在するのです。

③べき思考

「~すべき」という、正しさに基づく思考です。

次のような思考で苦しくなっていませんか?

  • 自分の基準どおりに行動できないと、激しい自己嫌悪を感じる
  • 自分の価値観に合わない他人の言動が不快で許せず、強い怒りを覚える

「こういう時はこうするべき」という考えにこだわりすぎると、自分も他人も苦しくなってしまいます。

どんな価値観も、万人にとって常に100%当てはまるものはない、という認識を頭の片隅に置いておいてみてください。

捉え方の癖のパターンは、以上です。

認知行動療法は捉え方を変えるのに、とてもおすすめです。

もし気になった方は、ご自分でも調べてみてください。

下記は、おすすめの認知行動療法の書籍です。

捉え方を変える方法②論理療法

論理療法も心理療法の一つであり、捉え方を変えるために有効です。

自動的にわいてきた思考に対して、

「なぜそう思うのか?」
「本当にそうなのか?」

などと自問自答をして、論理的な思考で思い込みを崩していき、出来事への心の反応を変えていけます。

全く同じことが起きても、人によって感じ方は違いますよね。

たとえばパートナーから連絡がなくて、怒りを覚える人もいれば、不安を感じる人もいるでしょう。

毎日連絡くれて当然と思っていたり、嫌われたのかなと思ったり、捉え方も人それぞれです。

このように私たちの心の反応は、出来事ではなく捉え方に原因があるので、捉え方を論理的に正していけば心も変わる、という考え方です。

私の実例を挙げて、やり方を解説します。

具体例

【状況】
私が雑貨屋でコスメを見ていたところ、50代くらいの女性がすごい勢いでドカドカと近寄ってきて、私をどかすかのように手を伸ばして商品を取っていった。

「すいません」という声かけや軽い会釈もなく、「こっちが先に見てたのに配慮のない人だ」と感じた。

私が怒りを覚えたポイントは、以下のとおりです。

  • 「どけよ」と言われたような気がした
  • 先に見ていた人が優先だ、という正しさへのこだわりがある
  • 自分を尊重してもらえなかった、と感じている

これを論理療法で自問自答していきます。

本当に、相手は私を馬鹿にしたんだろうか?

単にたまたま機嫌が悪かったとか急いでいたとか、考えごとで頭がいっぱいだったのかもしれない。

みんな自分のことで必死な面はある。人間そういうものだ。「我」は誰だってあるだろう。

もしかしたら「譲り合い」の精神を持ってるからこそ、逆に気配りとか気にしないタイプの人だっているのかもしれない。

間隔の体感はひとそれぞれ。
私にとっては近すぎて不快な距離感だったけど、さっきの女性にとってはそんなに近く感じないのかもしれない。

だから、「どけよ」と思ったわけじゃないかもしれないし、寄ってきたからってバカにしたとは限らない。

仮に相手が馬鹿にしたとしても、たまたますれ違った見知らぬ人に、私の何がわかるのだろうか?

見知らぬ人に馬鹿にされたからと言って、私の人生にはほとんど影響はないはずだ。

私でなくても相手はそういう態度だっただろう。
こんなことで、私の尊厳は脅かされない。

譲る譲らないにこだわって、もしトラブルになったとしたら、そっちのほうが損だ。

そもそも先に見ている人が優先、というのは一般的なのだろうか?

「電車では降りる人が先」とは日本では通例だけれど。
公共の場は誰のものでもなく、みんなのものだ。

生まれ育ってきた環境によって価値観は違うから、全ての人に私の価値観を期待しても確実に無駄骨だろう。

いちいち自分の価値基準にあてはまらない人に怒っていても、自分が疲れて損なだけだし、建設的な考え方ではない。

以上です。

このように、自分で自分の思考に反論していき、思い込みを壊していきます。

自動的にわいてくる思考を、自分自身で論破するようなイメージですね。

負の感情がわくたびに毎日コツコツ自分の捉え方を修正してみてください。

私の場合は、3日間怒り続けていたのが1日になり、次は5~6時間になり・・・と、どんどん減っていき、いまでは数十分で気持ちを切り替えられるようになりました。

長年の思考癖を変えるのは、時間を要するものなもので、焦らず取り組んでみてください。

新たな捉え方を増やしていこう

捉え方を無理やり変えようとするのは、逆効果の場合があります。

自分のネガティブな捉え方がダメだから変えよう、という前提で取り組むと、自己否定感を増してしまう可能性があるからです。

まずは現状の自分の捉え方を否定せず受け入れた上で、新たな捉え方を模索していきましょう。

たとえば苦手な人に対しては、捉え方を変えて良い面だけを見ようとするのではなく、見る面を増やしていくといいですよ。

「あの人のこういうところは私とは合わないけど、優しいところもあるんだよね」
といった感じです。

あなたが今までの人生で培ってきた価値観は、あなたを守るためにつくられています。

ネガティブな捉え方も、行動を制限することで傷つかないようにして、自分の心を守りたかったのかもしれません。

どんな捉え方も、自己愛といえるので、まずは受け止めてあげましょう。

なかなか捉え方を変えられない思考の場合は、潜在意識にある根深い思い込みが関係している場合もあります。

潜在意識の書き換えについては、下記の記事でご説明しています。

また、ポジティブに捉える方法を解説した、下記の記事もあわせてご参考にどうぞ。

劣等感の強さは捉え方をネガティブにする

劣等感が強いと、自分が大事に扱われるかどうかに過剰に意識が向いてしまい、ネガティブな捉え方になりやすいです。

他人のちょっとした冷たい態度に深く傷ついてしまうなど、他人の言動に振り回されやすくなってしまいます。

捉え方を変えるには、劣等感をやわらげ自尊心を培うことも大事なのです。

あなたの心がネガティブだからいけないのではなくて、単に思考のパターンなだけです。

思考パターンの癖なんだな、と考えると、私は以前よりも自分を否定しなくなりました。

1つの事実に無数の解釈があります。
あなたのとらえ方は、この世界に存在する数百の解釈のうちの1つにすぎないのです。

劣等感をやわらげる方法や、セルフイメージを変える方法について解説した下記の記事も、あわせてご参考にどうぞ。

セロトニンを意識しよう

なかなかネガティブな心が変わらない方は、まずは身体を変えることをおすすめします。

セロトニンが不足していると考え方が偏り、物事を柔軟に考えられなくなります。

捉え方を変えるのも、なかなかうまくいかないはずです。

セロトニンはとらわれない心と関係しています。

セロトニンがしっかり分泌されていれば、些細なことは「まあ、いいか」と受け流せるようになります。

私は長年ネガティブな思考を変えられず苦しい思いをしてきましたが、セロトニンの分泌を促すことを意識してみたら、捉え方を変えやすくなりました。

身体を変えたほうが、心は変わりやすいです。

セロトニンは、充分な栄養や規則正しい生活などによって、分泌が促されます。

私が実践して効果を感じたセロトニン対策については、下記の記事でお伝えしています。

あわせてご参考にどうぞ。

まとめ:捉え方が変われば人生が変わります

捉え方を変える方法について解説しました。

内容をまとめます。

捉え方を変える方法①認知行動療法ベース

  1. 状況と自分の気持ちや思考を書き出す
  2. 思考を深掘りする
  3. 捉え方の癖に気づく
  4. 他の可能性を探る
  5. 新たな捉え方をつぶやく

捉え方を変える方法②論理療法

  1. ネガティブ思考になっている動機を分析
  2. 自分の思い込みに反論していく
  3. 他の可能性を考える

よくある捉え方の癖のパターン

  1. 全か無か
  2. 過度の一般化
  3. べき思考

無理やりポジティブにしようとするのではなく、今よりも不快さをやわらげる意識で取り組んでみてください。

そして劣等感も捉え方に影響します。

いま現在のあなたの捉え方を否定するのではなく、受け入れ自分自身を大切にして、新たな捉え方のバリエーションを増やしていきましょう。

慣れ親しんだ思考パターンから抜け出すために、取り組んでみてください。

長年心を変えようと頑張っているのにうまくいかない方は、まずは身体づくりをしてセロトニンの分泌を促すことをおすすめします。

捉え方が変われば、人生は変わります。
理想の自分に向かって、日々コツコツ取り組んでいきましょう。