努力なしで引き寄せがうまくいく人といかない人の違い【努力不要論のワナ】

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引き寄せの法則を学んでいると、努力不要論の話を耳にしませんか。

努力を努力と感じないような、情熱を持てる何かに出会いたい。
もしくは苦しい努力はすることなく、ラクに全てがうまくいく人生を手に入れたい。

そんな憧れを、あなたは持っているのではないでしょうか。

努力をしている感覚なく人生がうまくいく方法があるのなら、習得したいですよね。

しかし結論からお伝えすると、引き寄せは人によって努力が必要な段階があると、私は実体験をとおして結論づけています。

今回は、引き寄せの法則における努力不要論の仕組みと、どういう人が努力が必要なのか解説します。

努力不要の何かを求めて探している人や、努力が必要なのか不要なのか、ずっと疑問で動き出せなかった方も、ご参考にしてみてください。

引き寄せに努力が必要な人とそうでない人の違い

引き寄せに努力が必要かどうかは、あなたの在り方や状況によって変わってきます。

それはなぜなのか、大事な2つのポイントを解説します。

努力不要の引き寄せは「ラク」だけできる法則ではない

まず前提としてお伝えしたいのは、努力不要論は怠ける意味での「ラク」をして人生がうまくいく理論ではないということ。

世の中には心から好きなこと、無我夢中に取り組める対象に出逢えて、努力を努力と感じることなく行動し続けられる人がいます。

もしくは、最初はつらい仕事だったけれど、慣れたり技術や能力を習得してしまえば、努力と感じることなくこなせる作業もあります。

両者とも、「努力」とは感じていないですが、当然怠けているわけではなく、なんらかの行動のエネルギーは出し続けているわけです。

最低限のやるべきことで、全てがうまくいっているパラレルワールドというのは存在しますが、それでもその世界で生きる自分は、「最低限のやるべきこと」をこなせる能力や知識を持ち合わせているのです。

努力不要で生きるにも、なんらかの行動と工夫は、必須なのですね。

そして情熱を持って何かに取り組んでいる人は、自己成長に快楽を感じています。

時間をかけて黙々と練習し、たゆまぬ努力を続けるのは、たとえしんどい瞬間があったとしても、より良いものを生み出したり自分の可能性を拓くことのほうが、本人にとって「やりたいこと」になっているわけです。

さらに、「努力をしている自覚」がどれくらいあるのか、には個人差があります。

たとえば子供の頃から好奇心旺盛で、やりたいことがたくさんあって実際に行動に移すのが当たり前になっている人にとっては、どんどん行動するのはそれほど努力と感じないでしょう。

努力不要論は、もともと好きなものや没頭できる感覚がわかっていて、行動力も伴っている段階の人にとって、当てはまる論理です。

努力不要=怠惰、という意味ではないのです。

引き寄せに努力が必要な人とは

努力を努力と感じないくらい、心から好きなものや情熱を持てる対象に夢中になり、自分の才能を拓いて成功するポテンシャルは、人間なら誰にでもあります。

そのような脳の仕組みが、機能として備わっているのです。

ただし、不安や恐怖が強いとか、自己否定感が強すぎると、この機能は作動しにくくなります。

ワクワクや好きなものを追う気持ちよりも、恐れや不安を感じるものを避けるほうが、本能的に優先順位が高いからです。

また、あまりにも自分に自信がないと、新しいことにチャレンジしたり、夢の実現に向けて行動をしたりする気力も湧かなくなってしまいます。

他にも、人間の脳は基本的に省エネがしたいため、怠け者の性質も持っていて、それが先延ばしのおもな原因になっています。

子供のころから努力不要で取り込める何かに、すでに出逢っている人であれば話は別ですが、そういう対象がなく不安や恐怖、自己否定感、怠け心が強い人の場合は、まずはこれらを克服しなければ、「努力不要」の境地へたどりつけないのです。

強い恐れを乗り越えたり、自信をつけ、怠け心を律し行動し続けること。

今まで何かにチャレンジした経験が少ない人ほど、これらは努力以外の何ものでもなく感じるはずです。

努力なしで望みの現実を引き寄せるには、段階があります。

恐れや不安がいっぱいで、ほとんど何かにチャレンジしてきたことのない人にとっては、小さな一歩を踏み出すにも勇気と努力が必要でしょう。

怠け心の強い人は、自分の行動を律する努力が必要です。

努力を努力と感じない対象にエネルギーを注ぎ続けられる自分になるまでは、努力が必要なのです。

努力不要の境地にたどり着けば引き寄せはスムーズ

努力が必要な段階の人は、永遠に苦しい努力が必要なのか?といったら、そういうわけでもありません。

行動が少なめでもラクにうまくいくパラレルワールド、というのは存在します。

ただし、その「努力している感覚なく、うまくいく境地」にたどり着くまでは、努力が必要です。

知識や行動力、人間性など、そのパラレルにいる自分と今の自分とのギャップを、埋める必要があるのです。

なので、今までチャレンジや行動をとるのが習慣になっていない人にとっては、最初のころほど努力が苦痛に感じるかもしれません。

しかそ、理想の在り方としての波動の条件が揃うほどに、欲しい情報が向こうから寄ってくる出来事も増えます。

これが、引き寄せがスムーズにうまくいっている状態です。

自分が成長するほどに人生がうまくいくので、行動したくてたまらない。

そんな自分に変われたら、もはや努力は苦痛なものではなく、むしろ快楽になるでしょう。

あなたが人間性を磨き波動を高めるほど、その高い波動に同調して、付随する「良いこと」が努力していなくても引き寄せられることが増えるのです。

引き寄せの法則を使って、効率よく行動を続ける方法を解説した記事も、合わせてご参考にどうぞ。

引き寄せに必要な努力ポイント3つ

あなたがいずれ努力不要の境地で、望みどおりの現実を創るために、まず最初に取り組むべき3つの努力ポイントは次のとおりです。

  1. 恐れや生きづらさを乗り越える努力
  2. 自信をつける努力
  3. 行動を続ける努力

1つずつ解説していきます。

まずは不安や恐怖心を落ち着かせる

不安や恐怖心が強いと、ワクワクを感知するセンサーは鈍ってしまいます。

人間の行動の動機は2つだけといわれていて、1つは快楽の追求、もう1つは不快の回避です。

生き物として自分の命を守るために、不快の回避のほうが優先されます。

なので、日常的に不安や恐怖を感じる時間が長い人は、自分の「快」のポイントになかなか気づけない可能性があります。

私は長年、自分のやりたいことやワクワクする感覚というのがわかりませんでした。

しかし身体づくりをしてメンタルが安定し、ネガティブな感情を感じている時間が減っていくのと反比例するように、ワクワクや楽しさ、夢中になる感覚が目覚めてきたのです。

あなたも不安や恐怖が強くて、かつやりたいことがわからないなら、まずは不安や恐怖を和らげていってみてください。

私が実践して効果を感じた克服方法を、下記の記事でご紹介しています。

自信をつける

自己否定が強く、健全な自尊心がなければ、人はなかなか新しいことにチャレンジしようと思えないもの。

「どうせ私なんて」
「やっても無駄だろうな」

などと、やる前から後ろ向きになってしまうからです。

引き寄せの観点からも、「自分にはできる」と思えているほど、意思の力が働きそのとおりの現実を創れます。

100%自信満々、までならなければ、願いを引き寄せられないわけではありません、ある程度の健全な自己肯定感や「できるはず」と思える自信は、培ったほうが引き寄せの法則を活用しやすくなります。

自信を培うには、行動によって成功体験を重ねていくことが最も最善の方法です。

もし劣等感が強くてお悩みなら、下記の記事を参考に克服に取り組んでみてください。

行動を続ける工夫

少しでもやってみようかな、と思った対象があるなら、コツコツ行動を積み重ねることです。

そのためには怠け心を律し、行動に移せる自分になる必要があります。

行動し続ける自分を創るには、なるべく毎日、その時間をあらかじめ設定してしまうのがおすすめです。

たとえば何か勉強したいのであれば、朝7時から30分は勉強の時間として設定するとか、通勤電車は読書や調べものをするといったように、場所と時間を決めてしまうのです。

努力をずっと続けなくてはいけないというよりも、習慣にすることを目標にするといいでしょう。

人間は慣れる生き物です。
やって当たり前、くらいの感覚になれば、「努力している感覚」の心への負担は減っていきます。

まずは3週間、何か1~2つ新たな習慣を取り入れ、続けてみてください。

新しい自分になれることを期待して、淡々と続けてみましょう。

怠け心に打ち勝つ方法については、下記の記事もご参考にしてください。

また、願いが現実化するまではタイムラグが存在することが大半です。

正しい努力を重ねていても、なかなか結果が出ない時期は訪れます。そこで歩みを止めないようにしてください。

タイムラグの時期を乗り越えるコツについては、下記の記事で解説しています。

運命的な出会いを期待しない

寝食惜しまず取り組める何かに、運命的に出逢い、そこから人生すべてがガラリと変わってうまくいく。

というようなドラマのような展開は、夢を壊すようで申し訳ないですが期待しないほうがいいです。

なかには、そういった人生設計をしている人もいるでしょうけれど、そんな展開が自分にも起こる保証があるわけではありません。

人間の脳には楽をしたい性質があるので、目先の楽や、苦労なくうまくいく方法に憧れるようにできているのです。

しかし、成功し続けている人はみんな、本人が努力と感じるかはさておき、もれなく行動と改良を積み重ねてきています。

思いや感情の波動も大事ですが、行動のエネルギーのほうが断然強く、現実を創るうえではとても有効です。

自分で自分をやる気にさせ行動をコントロールして、コツコツ何かを続けていく。

そんな泥臭い努力が、望みの叶えるためには必須なのです。

努力不要の対象を見つけたいなら

努力不要論に憧れるのは、自分にとっての使命の道を見つけたいからではないでしょうか。

ワクワクするもの、楽しいことがわからないのであれば、まずは今のお悩みを解決する何かを追求してみるのも一つの方法です。

外見のコンプレックスだったり、コミュニケーションへの苦手意識だったり。

人それぞれお悩みは多種多様なわけで、それを乗り越えた先に、あなただけの使命の道にたどり着ける可能性は高いです。

努力不要で打ち込める対象がなかなか見つからないのであれば、今の不満や悩みを改善するところに、何かヒントがあるかもしれません。

好きなことがわからない方は、下記の記事もあわせてご参考にしてみてください

努力をして自己成長を楽しもう

引き寄せの法則を活用できるようになるためには、努力が必要であることをお伝えしました。

特に、今までほとんどチャレンジしてきた経験が少ない方は、

  1. 恐れや生きづらさを乗り越える努力
  2. 自信をつける努力
  3. 行動を続ける努力

この3つが必要です。

少しでも何か気になる対象があるなら、コツコツ行動を積み重ねていきましょう。

恐れや不安が強すぎる方は、まずはネガティブ感情の緩和を目指してみてください。

自己成長を楽しめるようになれば、むしろ努力がしたくなったり、努力を努力と感じなくなったりするはずです。

努力の先に得られるものに意識をフォーカスして、自分を向上させていきましょう。