望みの現実を引き寄せるために、世の中には数多くのメソッドがあります。
この記事にたどり着いたあなたは、それらをこなすこと自体がめんどくさくなってしまってるのではないでしょうか。
日常でも、次のようなお悩みはありませんか?
めんどくさくて動けない。
でもやらなきゃいけないことだから、頭の片隅にあって、ずっと気になっている。
そして、やるべきことをすぐやらない自分が嫌になる。
どうしても気持ちが乗らないとか、やる気がでないときって、人間ならあるもの。
しかし引き寄せたいなら、やはり行動は必要不可欠なので、めんどくさい気持ちを乗り越える必要があります。
この記事では、「めんどくさい」を克服する方法についてお伝えします。
全て私が実践して行動力が上がった方法です。
身体づくりや脳機能、考え方など、様々なアプローチ方法をご紹介しますので、あなたに合ったやり方が見つかると嬉しいです。
行動が増えれば、確実に人生は変わります。
「めんどくさい」を乗り越えて、毎日一歩ずつでも、行動する自分をつくっていきましょう。
引き寄せたいならめんどくさい気持ちを乗り越える必要がある
引き寄せの法則を活用するには、めんどくさい気持ちに打ち勝つ必要があります。
なぜなら、望みの現実を創るためには、行動のエネルギーを出す必要だからです。
引き寄せの法則を学んでいると、感情や想いのエネルギーに重きを置きがちですが、物理空間を生きている私たちは、行動による現実への作用が不可欠。
引き寄せの法則は、怠ける意味での「ラク」をして、人生がうまくいく理論ではないのです。
成功している人は、何らかの行動のエネルギーを出し続けています。
努力を努力と感じないくらい、好きでたまらないことに出逢って、意欲的に取り組んでいる人もいるでしょう。
しかしどんな仕事も、多少のめんどくさいことはつきものですし、人間であればモチベーションが下がるときもあって当然です。
めんどくさい気持ちを乗り越え、根気よく行動し続ける努力は必要なのです。
確かに、最低限のやるべきことで、全てがうまくいっているパラレルワールドというのは存在します。
「ラクに引き寄せられている状態」とは、まさにそのこと。
ただし、その世界で生きる自分は、「最低限のやるべきこと」をこなせる能力や知識、行動力を持ち合わせているのです。
めんどくさい気持ちに流されてしまうのではなく、いかに自分の行動を自分の意思で律することができるか。
それによって、全く別の人生を引き寄せることになるでしょう。
人がめんどくさがりな理由
めんどくさくて動けないお悩みを抱える方に、まず大前提として知っておいていただきたいことがあります。
人間の脳は、基本的になまけものであるということ。
脳は私たちの身体の中でも、大量のエネルギーを消費する器官です。
命を守るために、なるべく省エネがしたい欲求が本能的にあるので、つい楽を求めてしまうわけです。
さらに、人よりも敏感でストレスを感じやすい人は、その分脳の情報処理も人より多くなるので、省エネに拍車がかかって動けなくなってしまうのです。
疲れやすかったりストレス溜まりやすかったりと、脳の負荷をなるべく避けたい気持ちが働いて、なかなか行動に移せないこともあると思います。
あなたが怠け者でダメだというわけではなく、脳の特性が関係しているので、他の人のように動けなかったとしても、まずは自分を責めないようにしてください。
人と比べず自分なりの改善方法を見出し、あなたのペースで向上していきましょう。
「めんどくさくて動けない」を克服する4つのポイント
めんどくささに打ち勝つために、私が実践して効果を感じた方法をお伝えします。
大きくは、次の4つの方法です。
- 脳の負荷を減らす
- 行動をコントロールする
- 身体へのアプローチ
- 考え方を変える
それでは、1つずつご紹介していきます。
【克服方法1】脳の負荷を減らす
人がめんどくさいと感じるおもな要因に、脳への過度な負荷が挙げられます。
前頭前野にはワーキングメモリーといって、短期的な記憶や物事の判断などの記憶情報処理をつかさどる機能があります。
この情報処理のキャパシティには、もちろん個人差はありますが、限りがあります。
なるべく脳の負荷を減らすことで、他のことをこなす余力が生まれるのです。
ここでは脳の負荷を減らすための方法を、3つご紹介します。
整理整頓をする
身の周りの整理整頓は、脳の負荷を減らしてくれます。
読まずに積んである本、あとで捨てようと思って数日置いてある書類など、物が多いとそれだけで脳のエネルギーを使ってしまうのです。
「あの本読まなきゃ」「いらない書類捨てなきゃ」と、たとえあなたの意識上に考え事があがってこなかったとしても、それらが視界に入っているだけで、脳内ではなんらかの情報処理がおこなわれます。
なので、要らないものは捨て、棚や引き出しにしまえるものはしまうことです。
職場のデスク周りや自宅など、あなたが長時間いる環境では、なるべく視界に入るものの数を減らしてみてください。
選択の負荷を減らす
脳は選択肢が多いと疲れを感じます。
たとえば、お菓子を選ぶとき。
たとえばチョコか紅茶かミルクの3種類の味から選ぶのと、15種類の中から選ぶのとでは、当然後者のほうが悩んで時間がかかってしまいますよね。
選択肢が多い分、脳に負荷がかかるということです。
日々のルーティンの行動においては、脳が「選択疲れ」をおこさないよう、ある程度パターンを決めることが効果的です。
洋服のコーディネートや料理の献立は、何パターンかあらかじめ決めてしまうとか。
朝に服を選ぶと、それだけで朝の脳の貴重なパワーを使ってしまうので、なるべく前日の夜に次の日着ていく服を決めておくといいでしょう。
食事は、ふだん自炊している人だったとしても、どうしても疲れたときはレトルトのカレーにしよう、と、パターンを決めておくのです。
毎日のことから脳の負荷を減らせば、その分他の活動にエネルギーを使えるようになるでしょう。
あれもこれもと考えすぎない
これからやるべきことを色々考えすぎるのも、動けなくなる原因です。
あれもこれもやらなきゃ、その後はあの作業もして・・
と、頭の中でやるべきことが渋滞すると、「めんどくさい・・やっぱりやりたくない」と嫌になってしまうからです。
もちろん、手順を考えるのは効率良くするために有効です。
しかし、考えることで動けなくなってしまう方の場合は、「とりあえずこれだけはやろう」と、目の前の1~2個に焦点を絞って始めるとよいでしょう。
【克服方法2】行動をコントロールする
2つめのポイントは、行動をコントロールすること。
行動力アップのための方法を、2つご紹介します。
やる気を待たない
やる気が出るのを待っているだけでは、行動力はアップしません。
脳は省エネがしたいので、基本的に怠け者の性質をもっているので、自分で自分をやる気をコントロールする努力が必要です。
気乗りしなくても、いざ作業を進めてみたら夢中になった経験はありませんか?
「作業興奮」といって、脳には「行動するからやる気が出る」仕組みもあるのです。
やる気が出ないからやらないんじゃなくて、やらないからやる気が出ないんだ、みたいなお話ですね。
やる気がでないときでも、まずは簡単な作業を1つだけ選んで取りかかってみましょう。
「この作業だけやろう」とか「5分だけやろう」と考え、PC作業ならとりあえず机に座ります。
1つ作業をこなしてみて、「あの件どうなったかな?」「ついでにこれもやっておこう」と、違う作業にも気持ちが乗ってきたら、しめたものです。
自分のやる気を上手にコントロールしていきましょう。
自分を褒める
何か課題をおこなったときに、即座に自分で自分を褒めます。
褒めることで脳が快楽を感じるので、その直前の行動=「快」という条件付けができ、ますますその行動をしたくなっていくのです。
「よくやった!」
「素晴らしい!」
と、めんどくさい作業や苦手なことをこなしたら、自分を褒めることを習慣にしてみてください。
どんなに些細なことでもかまいません。
疲れていたけど洗濯物をたたんだとか、怠け心に負けず提出するべき書類を書いたなど、日常のことで充分です。
繰り返すほどに、面倒くささや抵抗感がやわらいでいくはずです。
また、同じく脳の条件付けを活かした心理療法の、トークンエコノミー法もおすすめです。
紙にポイントカードのような升目を書いて、課題を達成するたびシールを1枚ずつ貼っていきます。
そして、たとえば10個溜まったらお気に入りのカフェに行くなど、自分にごほうびを用意します。
シールがどんどん増えていくのもやる気にさせますし、ごほうびを得るために行動をとりたくなっていくのです。
よかったら取り入れてみてください。
【克服方法3】身体へのアプローチ
身体の健康状態も、やる気に関係します。
体調が悪かったり身体がだるすぎたりすると、元気がでなくて些細なことでもめんどうになってしまいますよね。
身体の状態の改善は、メンタルや行動力の向上にも比例します。
おすすめしたい、4つの身体づくりの方法をお伝えします。
ワーキングメモリーを鍛える
前頭前野のワーキングメモリーを鍛えれば、短期的な記憶力や物事の判断力が向上します。
脳の情報処理のキャパシティをあげることで、余力が生まれ、めんどくささの軽減につながるのです。
私は毎日、前頭前野を鍛えるワークを習慣にしています。
ワーキングメモリーを鍛えるのにもっともおすすめなのは、逆復唱です。
記憶力と情報処理能力を鍛えることができます。
【逆復唱 やり方】
テレビや動画などから耳で聞いた音声を、逆に読み返します。
例)「東京は晴れです」➡️すでれははうよきうと
声に出せない状況なら、心の中でも構いません。
ワーキングメモリーの鍛え方について、下記の記事で他の方法も解説していますので、ご参考にしてみてください。
脳の血流を改善する
脳の血流量は、頭の働きと関係しています。
特に前頭前野の血流が悪くなると、思考力や実行力が落ちてしまうので、何かを考えたり行動に移したりするがおっくうに感じてしまうのです。
脳の血流をあげるためには、次の2つを実践してみてください。
まず1つめは、首肩まわりの血行をよくすること。
首や肩が凝ると、頭部へ血が巡りにくくなるので、脳への血流量もさがってしまいます。
首肩の凝りはほぐすようにしましょう。
湯船につかって温めるとか、仕事の合間にストレッチ、1~2ヶ月に1回だけでもアロマオイルマッサージを受けるのもおすすめです。
2つめの方法は、深呼吸です。
特にスマホやPCを長時間使っていて、疲れてきたときは、ほぼ確実に脳の血流量がさがっています。
疲れや集中力の低下を感じたときは、目を閉じながら深呼吸を1分くらいしてみてください。
私は目の周りのツボを押しながらおこなっています。
数分で意識がしっかりしてきて、集中力が戻ってくるので、次に仕事に取りかかったとき効率が上がります。
仕事中に御手洗いで離席したときに、1分間おこなうだけでも、けっこう違います。
血行を改善する方法について解説した下記の記事も、ご参考にどうぞ。
睡眠をしっかりとる
睡眠不足で頭がまわらない経験をしたことは、誰でも一度はあるのではないでしょうか。
睡眠不足だと脳の血流が下がり、行動力や思考力に関わる前頭前野のはたらきが悪くなるからです。
頭を使って何かを考えたり、やるべきことをこなしたりするエネルギーが不足してしまい、その結果めんどうに感じて動けなくなってしまうのです。
なので睡眠は、しっかりとりましょう。
7~8時間がよく推奨されていますが、個人差があるので、睡眠時間とご自分の体調とを照らし合わせて、検証してみるといいでしょう。
私の場合は、6時間半は必要です。
また、寝る時間も大事で、23時~6時と、0時~7時とでは、同じ7時間睡眠でも前者のほうが一日を元気に過ごせます。
体調を観察して、あなたとって最善の睡眠時間と、就寝&起床のタイミングを見つけていきましょう。
睡眠の改善については、下記の記事でもっと詳しくお伝えしています。
規則正しい生活
日によって起きる時間と寝る時間が不規則ですと、自律神経のバランスが乱れやすくなります。
昼間は交感神経、夕方から夜にかけては副交感神経。
このバランスが整ってこそ、日中のパフォーマンスも上がり行動的になれます。
日中身体がだるくて、元気もやる気もでないのは、交感神経がちゃんと働いていない可能性があります。
バランスを整えるための方法の1つは、規則正しい生活です。
毎日なるべく、同じ時間に起きて同じ時間に眠るようにしましょう。
休みの日も同様です。
そして、一日中家で過ごす日であっても、日中は身体を起こしていることです。
交感神経が働くべき時間にベッドでゴロゴロしてしまうと、代謝も下がって自律神経がうまく機能しなくなってしまうからです。
規則正しい生活を意識していきましょう。
ちなみに、血糖値の乱れも自律神経とメンタルにも関係しています。
血糖値の詳細は、下記の記事で解説していますので、あわせてご参考にしてみてください。
【克服方法4】考え方を変える
最後の4つめは、考え方のアプローチを3つご紹介します。
考え方で、引き寄せる対象は変わります。
メリットとデメリットを把握する
めんどくさくて行動しないことの、メリットとデメリットを考えてみてください。
何か課題をやらなきゃと思いつつも、動画を観ながらゴロゴロしていたとしましょう。
その時間に得ているものは何でしょうか?
楽しい動画を観てリラックスするのは、心身のリフレッシュになりますね。
では、デメリットはなんでしょうか?
いま課題をこなさないことで、あとあとどんな損失があるのか、考えてみるのです。
もしそれが夢を叶えるための勉強ならば、夢の実現が遠ざかることになります。
現状に不満があって人生を変えたいのに、今日何も動かないとしたら、「不満を感じる日」がまだ続くことになりますね。
「めんどくさい」で失っているものはなにか?考えてみましょう。
あなたの中に「やらなきゃ」という気持ちがある時点で、行動しないことのメリットよりもデメリットのほうが大きいはずです。
デメリットをしっかり認識したら、ますます「行動しなければ」という気持ちになるのではないでしょうか。
自尊心を育てる
めんどくさくてやる気が出ない心理の奥には、低すぎる自尊心が原因としてあるかもしれません。
あまりにも自己肯定感が低い人は、「自分にはやっても無理」という強固な思い込みがあり、そもそも行動に移す気力すらわかなくなってしまうのです。
私は日々コツコツ、自分自身にかける言葉を変えることで、自尊心を育てていけました。
できないことがあって落ち込んだときも、できているところを見てあげて、なるべく自分を励まし続けてきました。
以前の私は、自分はダメだと責めてばかりでしたが、どんなときも自分の味方でいてあげることを心がけたら、2年間で自分の生きる力を信じられるようになっていったのです。
自尊心を育むには、少し時間がかかると思います。
しかし自尊心は、仕事もお金も人間関係も、全ての引き寄せの土台になっているので、人生を根本的に変えるために取り組む価値はあるでしょう。
劣等感の克服や、セルフイメージを変える方法を解説した記事も、ご参考にしてみてください。
反すう思考を減らす
反すう思考とは、いわゆる「ぐるぐる思考」のこと。
反すうが始まると、ネガティブな思考と感情に支配される状態になってしまいます。
過去に起きた嫌な出来事を何度も思い出したり、未来に怖いことが起こるんじゃないかと想像したりすると、脳の情報処理のエネルギーがたくさん使われてしまい、他のことをこなす気力が奪われてしまいます。
引き寄せの面でも、望まないことを考えている時間は、極力減らしたほうがよいです。
日常的に、嫌なことを思い出すとか、未来への不安に支配される時間が多いのであれば、反すう思考を減らす努力をしてみてください。
思考も癖なので、少しだけ時間はかかりますが、地道にコツコツ取り組めば変えられます。
私は反すう思考が激減したら、やりたいことに時間をたくさん使えるようになり、人生が変わりました。
私が実践して効果を感じた、反すう思考の対策は、下記の記事の中で解説しています。
やる気をコントロールして人生を変えよう
望みの現実を引き寄せるために、めんどくささを克服する方法についてお伝えしました。
身体づくりや脳機能、考え方など、改善するポイントが多くて、とても遠い道のりに感じてしまうかもしれません。
しかし一度きりの人生、悔いなく過ごしたいと思いませんか?
行動が増えれば、確実に人生は変わります。
「めんどくさい」を乗り越えて、毎日一歩ずつでも、行動する自分をつくっていきましょう。