引き寄せの法則を活用するためには、なるべくポジティブ思考でいることが効果的です。
この記事では、引き寄せの法則とポジティブ思考の関係についてお伝えします。
ポジティブに捉えるために、おすすめの視点と考え方も5つご紹介します。
無理やりポジティブに捉えようとするのは逆効果になることもあるので、注意点も解説しています。
ポジティブ思考になかなか変えられずお悩みの方にとって、お役に立てる内容となっております。
あなたの捉え方を変えるご参考にしてみてください。
ポジティブ思考で引き寄せが叶う仕組み
なぜポジティブ思考で引き寄せがうまくいくのか。
それは思考が、次の2点からあなたの現実創造に深く関係しているからです。
- パラレルワールド
- 波動
それぞれ解説していきます。
ポジティブ思考とパラレルワールド
まずは、1つめのパラレルワールドについて。
今あなたの現実になっている全ての環境と状況は、過去のあなたの思考や感情、価値観や行動の結果が集大成として現れたものです。
たとえば起業する目的に向かい、ビジネスの勉強や行動をし続ければ、当然その夢は叶う可能性があがります。
「自分にはできるはずだ」とポジティブな思考で前向きに取り組めば、その波動に引き合うように必要な情報を得られますし、行動も積極的になるするでしょう。
しかし「自分なんて、どうせダメだろう」と思っていたら、消極的になるでしょうし、行動すらおこそうと思えないかもしれません。
そして、過去の集大成としての今現在があなたの選んでいるパラレルワールドなわけなのですが、そこ登場する人物や出来事自体もまた、あなたの世界に入り込む別のパラレルワールドと言えます。
たとえば意地悪な人に遭遇したらな、あなたが過去に意地悪な人にとらわれて不快に思い続けた気持ちが、現象化したのかもしれません。
楽観的に「まあ、いいか」と受け流したり、人それぞれ事情があるんだろうな、などとかわせるようになれば、望まないパラレルワールドがあなたの現実に入り込む可能性を減らすことができるのです。
ポジティブ思考の波動
2つめの波動の面について。
人の波動には、高低の幅があります。
ちょっと極端な例ではありますが、天国のような環境でも、不快感を覚えることは起こるでしょうし、地獄のような環境であったとしても、平穏ややすらぎを感じる瞬間はあるもの。
いまあなたが、どんなパラレルワールドに居ようとも、ポジティブな思考を持つことで、その場にある波動の高い情報や状況、人と波長があいやすくなります。
理想の未来を創るために必要なことも、ポジティブ思考によってアンテナが立ち、引き寄せやすくなるわけです。
ポジティブに考えるための視点5つ
ポジティブに考えるためには、いかに自分の捉え方や視点を変えるかが重要です。
いつもの癖でネガティブ思考が湧いてしまったとしても、思い直せば大丈夫です。
ポジティブ思考のために、次の5つの視点を新たに取り入れてみてください。
①メリットを考える
どんな物事にも表と裏があります。
たとえば苦手な仕事でも、
- 楽しめるポイントはないか?
- 改良して楽にできる方法はないか?
と、自分のメリットになる部分を探していきましょう。
良い面を見る癖がつくようになるので、ポジティブな現実を引き寄せる種になります。
ピンチはチャンスという言葉のとおり、どんな状況もプラスにとらえられる側面が、必ずあるはずです。
②理想の自分の捉え方を考える
理想の自分だったらどう捉えるか?
と自問自答してみてください。
一度しっかり時間をとって、「理想の自分像」を明確に言葉に表しておくのがおすすめです。
しんどい出来事を乗り越えたら、人は成長できます。
今の困難は、引き寄せたい未来の理想の自分になるために必要なものだと言えるのです。
自己成長を目的にしたら、人生には「良いこと」しか起こらないと捉えられます。
③他人の評価=自分の姿ではない
他人の評価や言葉を、そのまま真に受けないようにしましょう。
誰かになんと言われても、それは相手の目に映ったあなたの一部分の姿にすぎません。
相手の価値観のフィルターをとおして見ているので、あなたの真実の姿だと言えるわけがないのです。
否定されたとしても、それは相手の価値観がそうなだけ。
「自分はダメだ」という解釈にならないようにしましょう。
私は、他人に否定されたと感じる出来事があったときは、「こんなことで私の尊厳は脅かされない」と、自分に何度も言い聞かせています。
新たな捉え方を復唱することで、だいぶ自尊心が育ったように感じます。
もしよかったら試してみてください。
④憧れの人の考え方を知る
他人の思考回路を知るのもとても有効です。
全くな同じ問題が起きても、人それぞれ感じ方は違いますよね。
憧れの人だったら、この問題をどう捉えるでしょうか?
あなたが憧れる素敵な人を思い出しながら、想像してみましょう。
身近な人でなくても、有名人や著者の方をモデルにするのもよいですよ。
好きな方、尊敬する方がいらっしゃるのであれば、動画や書籍で、その人の考え方をたくさん見聞きするのがおすすめです。
素敵な人たちの考え方を知って、自分の捉え方のバリエーションに加えていきましょう。
⑤もっと大変な人もいると考える
幸せも不幸も、相対的に感覚は変わるものです。
お皿に半分盛られたおかずを見て、お腹がペコペコだったら「半分しかない」と感じるでしょう。
お腹がいっぱいなのに、振る舞われた料理だから気を遣って食べないとと思えば、「まだ半分もある」と感じるかもしれませんね。
今の自分よりも大変な状況にいる人の苦労に思いを馳せることで、自分の現状を少し気楽に捉えられるのではないでしょうか。
たとえば残業して家に21時過ぎに帰ってきて、自分の時間があまりなくて不満を感じているならば、世の中には終電で帰ってきて寝るだけの生活の人もいるだろう、と考えてみるのです。
あなたの現状は何も変わってなかったとしても、気持ちが少し軽くなれば、その軽い視点で新たな解決策が見えてくるかもしれません。
ポジティブにならなきゃ、と思いすぎない
大事なのは、考え方を無理やりポジティブに変えようとしないことです。
ポジティブに越したことはありませんが、無理やりプラスに捉えようとすると、かえって逆効果の場合もあります。
ポジティブに捉えなきゃ、と思いすぎることで苦痛が増したり、ネガティブな捉え方の自分を否定したりしてしまうからです。
どんなに頑張っても、なかなか前向きに考えられない出来事だってあるでしょう。
なかなか考え方を変えられない問題のときは、捉え方をポジティブに変えるというよりも、まずは今よりも苦痛や不快さを少しでもやわらげる意識で取り組んでみてください。
100%ポジティブになれなかったとしても、願いを引き寄せることは可能です。
ある対象に対し、ネガティブな捉え方はそのままでも、望みの人生を創るために活かせたらよいのです。
たとえば、悔しさや悲しみをバネに、自分を磨く決意をするのは素晴らしいことです。
自分の現在の捉え方をダメだと否定せず、心がともなうポジティブな解釈をできる範囲で探していきましょう。
捉え方を変える方法については、下記の記事でも詳しく解説しています。
ネガティブを完全にゼロにしなくてもいい
ポジティブ思考を推奨してはいますが、なんでもかんでもネガティブをスルーしてポジティブにしないといけない、というものではありません。
ネガティブな感情をしっかりと感じて、エネルギーの解放が必要な場合もあります。
ネガティブな感情の扱い方については、下記の記事で詳しく解説しています。
また引き寄せの法則は、複数の要素から成り立ち、潜在意識の思い込みや見えない存在のサポートなども関係しています。
なので、どうしても頭を離れないネガティブな思考があったとしても、その全てが悪い現実として返ってくるわけではないので、安心してくださいね。
引き寄せの法則の全体像を解説した下記の記事も、ご参考にどうぞ。
身体づくりもオススメ
なかなかネガティブ思考が変えらずお悩みの方には、身体づくりをおすすめします。
私は20年以上ネガティブな捉え方を変えられず苦しんできましたが、身体づくりに取り組むと1年でネガティブ感情が半減しました。
メンタルの安定には、睡眠と腸内環境の改善が効果的でした。
睡眠不足や腸内環境の悪化は、不安が強くなるの原因の1つといわれています。
睡眠や腸内環境と、メンタルとの関係については、下記の記事をご覧ください。
ポジティブ思考は徐々に身に付けていこう
今回はポジティブ思考を身に付けるためのポイントを解説しました。
内容をまとめます。
【ポジティブな考え方の視点】
- メリットを考える
- 理想の自分の捉え方を考える
- 他人の評価=自分の姿ではない
- 憧れの人の考え方を知る
- もっと大変な人もいると考える
ネガティブを完全にゼロにしないと願いが叶わないわけではないので、無理やりポジティブに変えようとしなくて大丈夫です。
今より少しでも、ネガティブな気持ちがやわらぐことを目標にしてみてください。
なかなか心を変えられない方は、まずは身体づくりを優先することをおすすめします。
ネガティブな気持ちも、あなたの大切な一部です。
うまく付き合っていきましょう。