【傷つきやすい繊細な人へ】傷ついた心を回復させる方法と考え方

繊細体質

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他人の何気ない一言に傷ついて、何日も引きずってしまうことはありませんか?

繊細な人は特性から、傷つきやすい傾向があります。

この記事では、傷つきやすい心を回復させる方法と、繊細なあなたが傷つかないための考え方をお伝えします。

捉え方を変えれば、傷つかず受け流せるようになっていきます。

傷つかないための新たな考え方を取り入れて、他人の言動に揺らがない心を育てていきましょう。

繊細で傷つきやすい人の特徴

繊細な人が傷つきやすいのは、生まれ持った特性が関係しています。

物事を深く考える特性や、ネガティブな感情を感じやすい傾向があります。

セロトニンの分泌不足と、不安や恐怖をつかさどる脳の扁桃体が人よりも活性化しやすい特徴により、自分を傷つける対象に対して過敏に反応してしまうのです。

また、繊細な人は、些細なことを考えすぎてしまう自分自身に自信を持てず、他人と比べて劣等感を抱きやすいです。

劣等感が強いと、他人の言動に振り回されやすくなります。

相手の悪気のない一言を、自分への否定と捉えてしまうこともあるでしょう。

劣等感については、下記の記事でも解説しています。

捉え方を変えてみよう

他人は変えることができなくても、自分の捉え方が変われば、同じ出来事に対して傷つきにくくなります。

明らかに意地悪とか横柄な態度でなくても、繊細な方は相手のちょっとした反応に傷つきやすい傾向があります。

誰かの反応に傷ついたとき、相手のどんな態度や言葉が、あなたにどう見えたから傷ついたのか?

分析して、自分の捉え方を変えてみてください。

たとえば、

相手が目をあまり合わせてくれなかった
=「私は嫌われてる」と感じて傷ついた

としたならば、以下のようにまずは自分に置き変えて考えてみます。

目を合わせない=嫌ってる

本当に、そうでしょうか?
あなたが誰かと目を合わせない時、100%常に相手を嫌っているのが原因でしょうか?

おそらく、そんなことはないはずです。

0か100か、の思考になってしまっていないか、ご自分の思考をチェックしてみてください。

相手がわかりやすい優しい態度や笑顔で接してくれなかった=冷たい、とは限りません。

何か他の考えごとに気を取られていたとか、体調や機嫌が悪いとか。
人見知りの傾向があるとか、自分に自信がなくて相手の目を見れない人もいるでしょう。

「あなたにとって優しいと感じる反応」が、100%他人から返ってくるのは無理なこと。

人それぞれ、そのときの事情や価値観によって違って当然ですね。

「目を見てくれない=嫌われた」というとらえ方を、変えようとか消そうとするのではなくて、別のとらえ方を増やしていく、という意識で取り組んでみてください。

  1. 「目を見てくれない=嫌われた」(もともとのとらえ方)
  2. 「目を見てくれない=気持ちに余裕がないのかな」
  3. 「目を見てくれない=シャイなのかな」
  4. 「目を見てくれない=あんまり見るのは失礼だと思ってるのかな」・・・

といったように、あなたが落ち込まないとらえ方を追加していきましょう。

嫌な人にとらわれない考え方のバリエーションを増やすために、あなたの現実から嫌な人を消すための5つの考え方もご覧ください。

捉え方を変える方法を解説した、下記の記事もご参考にどうぞ。

傷ついたときに心を回復させる考え方

他人の言動に傷ついてしまったときに、あなたの心を回復させるための考え方をお伝えします。

新たな視点を取り入れて、揺るがない心を創っていきましょう

価値観は人によってあまりにも違う

他人にどれだけ優しくできるかどうか。

これは人生経験や価値観によって、非常に個人差がでるものです。

もっというと、何を持って「優しい」というのかどうか、その定義にも個人差がありますね。

私は外出すると、譲り合う意識のないような人に遭遇するだけで、しょっちゅう不快な思いをしていました。

しかし、「譲る」ことがその人にとって、どのくらい優先度の高い価値観であるかどうかは、人それぞれ生まれ育ってきた環境や人生経験によって、違って当然です。

さらに見知らぬ人に優しくできるかどうかは、魂の成熟度の違いが出るものでしょう。

相手の問題だと考える

誰かの冷たい態度に、あなたが傷ついたとしましょう。

その人はきっと、相手があなたではなくても、同じような態度をとるはずです。

人によって態度を変えるような人間だったとしても、あなたと似ているタイプの人に対して、同じような態度をとるのではないでしょうか。

この世界で唯一、あなたに対してだけ、そんな態度をとるというわけではないはずです。

となると、問題はあなたが馬鹿にされるような何かを持っているのではなくて、相手の問題なのですね。

相手がそういう価値観で生きているだけのこと。

人を傷つけ、他人が離れていくような言動をするのは、損な生き方だととらえることもできます。

人の言葉を気にしない方法については、下記の記事で解説していますので、ご参考にしてみてください。

また、人にどう思われているか過度に気になってしまうときの対処についても、別の記事で解説しています。

ぐるぐる思考が始まったときの対処方法

繊細な人は物事を深く考える特性があります。

心が傷つく出来事があると、そのことが頭を離れず、苦しくなってしまうことがあると思います。

考えたくないことにとらわれて、目の前のことに集中できなかったり、やりたいことに意欲がでなくなったりするのは、とてもしんどいことですよね。

ぐるぐる思考が始まったら、あなたの意識を他のものに切り替えると効果的です。

思考も癖のようなものなので、日々コツコツおこなえば、コントロールできるようになっていきます。

下記の記事では、嫌なことが頭から離れないときや、くよくよ考えてしまう時は、下記の記事もご参考にしてみてください。

自分の一番の味方になろう

もちろん、気が弱すぎて常にビクビクしているとか、自分の態度にも原因がある側面もあるとは思います。

しかし、どんな人にも優しく在ろうと心がけている素敵な人だって、世の中には存在しますよね。

自信のなさがオドオドした態度になってしまう場合は、身なりや堂々と振る舞うことなど、自分自身にも改善が必要な場合もあるでしょう。

とはいえまずは、あなたがもし誰かにないがしろにされたとしても、「これは相手の問題である」と考える視点を持ってみてください。

そしてあなたの尊厳を取り戻してください。

「私が悪いわけじゃない。相手がそういう性格や価値観の人間なんだ」と。

あなたがあなたの一番の味方になってあげるのです。

とらえ方を改めるときは、もともと持っているあなたの考え方を否定しないことが重要です。

「こんなに傷つきやすいから、私のとらえ方はダメなんだ」と自分を否定する必要はありません。

ただ単に個性の違いであり、あなたと相手とで大事にしている価値観が違うだけのことです。

繊細な人は身体のケアを意識しよう

傷つきやすい心を変えたいのであれば、繊細な人は身体のケアをおこなってみてください。

身体が健康でこそ、気力もわきます。

特にグレーゾーン発達障害の方の場合は、セロトニン不足や前頭前野のはたらきの弱さから、メンタルが不安定になりやすいです。

特におすすめしたいのは、セロトニンの分泌と睡眠の改善、そして前頭前野の鍛練です。

セロトニンはネガティブな気持ちから平常心に戻してくれる役割があります。

規則正しい生活をすることでセロトニンの分泌は促されます。

睡眠もしっかりとりましょう。

睡眠不足では、不安が強くなったりキレやすくなったりするといわれています。

そして前頭前野の機能は、ネガティブな思考や感情のコントロールに欠かせません。

3つとも、不足するとネガティブな思考から切り替えにくくなってしまうのです。

それぞれ別の記事で、改善方法を解説していますので、あわせてご覧ください。

まとめ:自分との絆を深めていきましょう

他人の言動に傷つかないための方法をお伝えしました。

誰かの言葉や態度にあなたの心が傷ついてしまったときは、次の方法を試してみてください。

  1. とらえ方を増やしていく
  2. 回復させる考え方
     ・価値観は人によって全く違うもの
     ・相手の問題だと考える
     ・5人に4人は自分ほど気にしていないと考える
  3. 自分の味方でいる
  4. 身体づくりをする

捉え方の変更は、傷つきやすい自分自身を否定せず、新たな捉え方を増やす意識で取り組んでみてください。

自分を励ます言葉を繰り返しかけていくと、自分との絆が深まり、自己肯定感が上がります。

傷つかないための新たな考え方を取り入れて、他人の言動に揺らがない心を育てていきましょう。