嫌なことがあったときの引き寄せの法則の仕組みとネガティブに対処する方法

感情をコントロールする

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

嫌なことが起きたとき。

引き寄せの法則を学んでいるあなたは、自分の何がこの嫌な現実を引き寄せたのかと、ネガティブな出来事の原因を必死で探していませんか?

できることなら、嫌なことは起きてほしくないですよね。

しかし、仮にあなたが100%ポジティブ思考で毎日を過ごせたとしても、「嫌なこと」というのは起こるようにできています。

この記事では、嫌なことが引き寄せられる仕組みと、ネガティブな出来事への対処方法についてお伝えします。

原因探しだけしていても、願望を実現できるわけではありません。
答えの見つからない原因探しは、いったん中断してください。

嫌なことが起こる仕組みと対処方法を知って、今日からあなたの行動を変えていきましょう。

嫌なことがあったときこそ、望みの人生へ歩みを進めるチャンスです。

「嫌なこと」が引き寄せられる仕組み

引き寄せの法則を学んでいると、嫌なことがあったとき、自分の何がこれを引き寄せたのだろう、と不安になる人が多いです。

確かに、ネガティブな感情や思い込みや、望まない出来事を創る要因になりますが、それが全てではありません。

引き寄せの法則をマスターしても、ネガティブな出来事がゼロになるわけではありません。

一見「嫌なこと」は、あなたがポジティブに生きてもネガティブに生きても起こります。

嫌なことが起こる原因は、おもに次の2つです。

  1. ネガティブな思考や感情
  2. 解消したいカルマや思い込み

前者は、自分の思考や感情から新たに創り出したもの。
後者は、誰もが持って生まれる「負のエネルギー」です。

後者のほうの「嫌なこと」は、あなたの魂が求める道へ向かうために必要な出来事です。

仮に100%ポジティブ波動で生きたならば、ネガティブな引き寄せを最小限にすることができますが、それでも後者のほうのネガティブな出来事は起こります。

誰でも今回の人生で解決したい「負のエネルギー」(=カルマや思い込み)を抱えて生まれてきていて、それらを解消するために、一見「嫌なこと」は起こって当然なのです。

「嫌なこと」は、真我で決めている理想の人生に向かうために起こります。

真我とは、自我よりも大きな視点の自分自身のこと。
「ハイヤーセルフ」と同じような意味だと、私は解釈しています。

嫌なことがあったときというのは、自我の自分にとっては「なぜこんなことが…」と不運を恨みたくもなるでしょうけれど、魂の視点で見るとむしろ喜ばしいことなのです。

嫌なことがあった時の対処方法5つ

それでは、嫌なことがあったときの対処方法についてお伝えします。

原因探しではなく、理想の未来に向けた行動をとっていきましょう。

メタ認知で思考を客観視する

ぐるぐる思考、くよくよ思考をとめる方法です。

嫌なことがあったとき、次のように自分の思考を言葉に表します。

「いま私は、○○が不快だと思っているな」
「○○が起きてつらい、と思っているな」

自分の思考と感情を、第三者のような視点でつぶやきます。

声にだせない状況なら、心の中でかまいません。

このように自分の思考や感情を客観視することを、メタ認知といいます。

自動的に出てくるネガティブな思考や感情にまみれたままにせず、ちょっと距離をおくイメージですね。
そうすることで、自動的な思考やデフォルトのとらえ方を変えやすくなります。

望みの人生を創っていくためには、ネガティブな感情や思考をうまくコントロールすることが必須です。

ポジティブな思考を身につけるためには、まずはメタ認知でネガティブな思考に気づくことからです。

紙に書きだして、自動的なとらえ方をチェック

嫌なことに対する気持ちや思考を、すべて紙に書きだします。

なぜそう考えるのか?感じるのか?という原因も書き出していくことで、自分の認知(とらえ方)の偏りに気づけます。

私の例を挙げますね。

転職した新しい職場で、同僚の態度が冷たく感じることがあり、不安を覚えたときの話です。

【悩んでいること】
同僚の態度が冷たく感じて、不安になる。

ステップ1 ネガティブ感情を深掘り

ネガティブ感情を抱くポイントを、深堀りします。

① なぜ相手が冷たいと不安になるのだろうか?
⇒嫌われたらいじめられる、と思ってしまうから。

② なぜ冷たいと感じたのだろうか?
⇒目を合わせてくれないことが多いから

自動的に出てくる思考と感情は、長年のクセのようなものです。

ステップ2 考え方の偏りを修正

次に、とらえ方や思い込みを深堀りし、考え方の偏りを修正します。

① 「冷たい⇒仲間外れにされる⇒いじめられる」という思考回路がある。
⇒冷たい人が全員、他人をいじめるわけではないはず。

② 「目を合わせてくれない=冷たい」は、相手の一面だけを見て決めつけてる。
⇒目を合わせない人はみんな冷たい人間、というわけではないだろう。
対人面で苦手意識のある人なのかもしれない。
ジロジロ見るのは失礼だと思っているのかもしれない。

このように、自分の視点以外に考えられる可能性はないか、模索するのがポイントです。

頭の中だけで思考をめぐらすよりも、紙に書きだしたほうが自分の思考を客観的に点検しやすくなります。
極端なとらえ方にも気づけます。

嫌なことがあってネガティブな思考にとらわれたときは、思い込みを変えるチャンスです。

紙に書きだして、自分の思考回路のクセに気づきましょう。

捉え方を変える方法については、下記の記事もご参考にどうぞ。

どうとらえるのが理想の自分か?を考える

嫌なことに対し、自動的にわいてくる思考や感情は、過去のあなたの思考回路です。

その「嫌なこと」をどのようにとらえるのが、理想の自分ですか?

心の奥のあなたは、本当はどんな自分になりたくて、この「嫌なこと」を起こしたのでしょうか。

自動的な心の反応に流されたままにせず、とらえ直すことによって、理想の自分としての新たな思考回路をつくっていきます。

「理想の自分像」は、いまのあなたが出せる範囲のイメージでかまいません。

理想像は、自分の成長に応じて変わっていくもの。
いまの時点で、一生における完璧な理想像を設定する必要はないのです。

他の人ならどうとらえるか?を考えてみる

どんなに時代が変わっても、人間の悩みや心の構造は変わらない部分があります。

あなたと同じような問題を越えた人が、この世界にはいるはずです。
本の著者の方かもしれないですし、歴史的人物かもしれません。

その人はあなたと同じような嫌なことがあったとき、どのように考え、どう乗り越えたのか、調べてみましょう。

自分の頭の中だけで考えてる内容や方法というのは、自分の人生経験の範囲内でしかないので、限界があります。

他人の考え方や在り方を知ることで、新たな解決方法が見えてくるのです。

もしあなたに憧れの人がいるなら、その人だったら同じ問題をどうとらえて解決するのか、想像してみるのもいいでしょう。

または、あなたにとっては「問題」だと感じてることを、そもそも問題とも感じないようなタイプの人はいませんか?
有名人でも芸能人でも大丈夫です。

たとえば先輩にキツく注意されても、スルーして全然へこまない芸人さんがいたとして。
その人はなぜへこまないのか、想像してみます。

いくら先輩とはいえ、相手の注意を受け取るかどうかは自分の選択。
自分の人生は自分で決める。
という価値観があるからかもしれませんね。

嫌なことがあったときは、積極的に他人の考え方を知り、自分にインストールしてみましょう。

コーピング=気分転換の対象をたくさん持つ

好きなことや気分転換は、嫌なことがあったときのストレスをケアする効果があります。

美味しいものを食べる、好きなドラマを観る、お風呂につかってボンヤリする、など。

あなたの好きなことや心が満たされるものを、1つでも多く用意して、毎日必ずその時間を設けましょう。

ただ何かを楽しむ時間は生産性が無いから意味がない、と感じる人もいるかもしれませんね。

ですがあなたの好きなもので気分転換することは、心理学でコーピングといって、ストレスの緩和に有効といわれています。

日中、苦手な仕事でストレスを感じても、家に帰って楽しみがたくさんあると思うと、それだけで人は力が湧いてくるもの。

楽しいことや気分転換をして活力を養えば、ストレスを感じる出来事をうまくかわせる心の余裕もできるでしょう。

一日10分でも心が満たされる時間を設け、ストレスをこまめにケアしてみてください。

ネガティブを手放せば、嫌なことが起きなくなるわけではない

嫌なことがあったときは、メンタルが落ちて波動がさがりやすいです。
できれば嫌なことは、なるべく引き寄せたくないですよね。

引き寄せの法則では、潜在意識がすべての現実を創っているといわれるので、ネガティブな感情や思い込みを限りなくゼロにすればいいんだ、と信じている人が多いのではないでしょうか。

嫌なことがあったときだけでなく、過去の嫌なこともわざわざ思いおこして、原因探しに必死になってしまうとか。

しかし嫌なことの原因となるような思考や感情をすべて消せば、未来に嫌なことが起こらなくなるわけではありません。

ネガティブな感情や思い込みは、抑圧されたエネルギーが解放されることはあっても、潜在意識から完全に消えるものではないのです。

潜在意識には、生まれてから今までの全ての情報が保管されていて、どんな出来事も可能性としては起こり得ます。

引き寄せの法則と潜在意識の関係については、下記の記事で解説しています。

人は潜在的にいろんな面を持っているので、ときには不快な他者と出くわすこともあるでしょう。

とはいえ、怖がる必要はありません。

潜在意識にどんな情報が含まれていようとも、あなたのフォーカス次第で、これから起こることの方向性をコントロールできます。

嫌なことがあったときは、原因探しよりも自分がどこに向かっていきたいのか、意志を決めることが重要です。

あなたが意図した方向に応じて、必要な出来事が展開されていきます。

いま何が起きようとも、次のパラレルのシーンは、まずはあなたの意図ありきで決定します。

嫌なことは、真我の望みを叶えるために必要な「破壊」

からだの細胞は、毎日古い細胞が消え新しい細胞ができて循環しています。
新しい建物をつくりたいなら、まず古い建物を取り壊す必要がありますよね。

社会も個人も、破壊と創造を繰り返して「進化」しているのが、地球の仕組みです。

あなたが能動的に生きても、逃げの姿勢で生きても、進化をうながすための「破壊」の出来事は起こります。

「破壊」の出来事は、体感としては「嫌なこと」と感じるかもしれませんが、自己成長のために必要なプロセスです。

では人の心は、何に向かって破壊と創造を繰り返しているのでしょうか?

答えは、真我の望みです。
引き寄せの法則を活かした人生とは、真我の望みが大前提にあります。

真我の望みを叶えるために、一見「嫌なこと」が起こり(=破壊)、その問題を解決して新たな自分の在り方を手に入れる(=創造)。

真我の望みにそった生き方とは、あなたがもっとも幸せに生きられる道です。

嫌なことが起きてほしくなくて、怖くて身動きがとれなくないこともあるでしょう。
しかし心の奥のあなたは、理想の人生を創るために、本当は嫌なことを乗り越えたいはずです。

「嫌なことを避けたいから」という逃げの姿勢で原因探しをするよりも、理想の自分に一歩でも近づくためにはどうしたらいいのか?を考えて、行動してみましょう。

どうしても嫌な人や出来事が頭を離れない時の対策を、下記の記事で解説していますので、あわせてご参考にどうぞ。

まとめ:嫌なことが起こるのは新しい自分への脱皮期間

「嫌なこと」が起こる仕組みと、嫌なことがあったときの対処方法をお伝えしました。

内容をまとめます。

  • ポジティブ100%で生きたとしても、「嫌なこと」は自己成長のために起こる
  • 原因探しよりも、望みの未来を意図するほうが大事
  • 嫌なことがあったときは、理想の人生へ歩みを進めるチャンス

【「嫌なこと」があったときの対処方法】

  1. メタ認知で思考を客観視する
  2. 紙に書きだして、自動的なとらえ方をチェック
  3. どうとらえるのが理想の自分か?を考える
  4. 他の人ならどうとらえるか?を考えてみる
  5. コーピング=気分転換の対象をたくさん持つ

以上です。

嫌なことがあった時は、新しい自分への脱皮期間です。

乗り越えたら、前よりも強いあなたになれます。
理想の自分と望みの人生に、一歩近づけるのです。

望みをすべて叶えたパラレルの自分をイメージしながら、目の前のことを乗り越えていきましょう。