ネガティブ感情を感じきってエネルギーの解放をおこなうと、あなたの波動が一段高くなります
ネガティブな波動が解消されるほど、現実が変わる可能性も高くなるのです。
この記事では感情を感じきる方法と、大事な注意点についてお伝えします。
ただし感じきりは、おこないすぎると逆効果になる場合があるので、注意点も解説します。
ネガティブな気持ちにとらわれてしんどい方は、ご参考にしてみてください。
感情と上手く付き合っていく方法を見つけていきましょう。
感情の感じきりが望みの現実創造に有効な理由
感情はエネルギーであり、この世界には同じ波動が引き合う法則があります。
感情を感じきると、心の奥にあったネガティブなエネルギーが解放されます。
すると、その波動と同調するようなネガティブな出来事が起きにくくなるので、現実も変わり一段明るいものになる、というメカニズムです。
引き寄せのエネルギーに関係しているのは、いま現在あなたが自覚できる範囲の感情だけではありません。
見て見ぬふりをしているような過去の心の傷や、潜在意識に込められた幼少期の未消化の感情など、心の奥にしまわれている感情のエネルギーも、あなたの現実を創っています。
前世から引き継いできた課題として、人はみんな今生で乗り越えるべき負のエネルギーを背負ってきています。
満たされない思いや後悔、憎しみや悲しみなど、負のエネルギーを解消するためには、いったん表面に現れる必要があります。
身体に溜まった毒素が、好転反応で一時的に症状として現れるように、ネガティブ感情もあなたの意識上に現れて感じきることで、消滅していくわけです。
感情を感じきる方法3ステップ
感情を感じきる方法を、3ステップでご紹介します。
①対象の出来事を思い出す
直近もしくは、過去の嫌な出来事のシーンを思い出します。
場所、相手に言われたこと、その時の自分が感じたことや思ったこと。
なるべく鮮明なイメージとともに、思い出してみましょう。
②湧き上がるネガティブな感情を、しっかりと感じる
五感を使って、ネガティブ感情をしっかりと感じます。
肩に力が入っていたり、お腹のあたりがモヤモヤしたり、などありませんか?
身体の感覚にも意識を向けてみましょう。
③紙に書き出す
自分の気持ちを、紙に書き出します。
誰に見せるわけでもないので、どんなに汚い言葉でも感情でも構いません。
本音で、思いの全てを紙に書きなぐるのです。
汚い考えを持っている自分に、幻滅してしまうかもしれませんね。
しかし「こんなひどいこと考えちゃダメだ」と抑えないほうが効果的です。
人間なら誰だって、色んな面を持っているものです。
自分自身に対しては、正直で在りましょう。
ネガティブ感情が完全に無くなることを目的にしない
感情を感じきると、いずれは同じ出来事に対してなんとも思わなくなることもあると思います。
ただし、その出来事に対するネガティブ感情が完全に消えなかったとしても、必ずしも感じきりが足りないわけではありません。
侮辱されたり理不尽なことがあったりして腹が立つのは、自尊心からくる健全な怒りです。
現実創造は感情のエネルギーだけではなく、複合的な要因が関係しているので、完全にネガティブ感情をゼロにできなくても、望みは実現します。
望みを実現している成功者が、全員ずっとポジティブなわけではないはずです。
潜在意識にある負の感情や思い込みのエネルギーの解放を一生続けながら、人は成長していくのです。
人間にとってネガティブ感情は、老廃物のようなもの。
ネガティブ感情は悪いものではなく、より良い自分になるための新陳代謝だと考えてみてはいかがでしょうか。
感情の感じきりは、ネガティブ感情をゼロにすることではなく、うまく付き合っていく姿勢で取り組みましょう。
下記の記事で、ネガティブ感情との向き合い方について解説しています。
現実を変えるにはフォーカスも大事
感情の感じきりは、エネルギーの面において重要ではありますが、望みを実現するためにそれだけでは不充分です。
感情のエネルギーも現実を創る大きな要素ではありますが、フォーカスや行動など、現実創造は複合的な要因で起こります。
現実がなかなか変化しないからといって、感情の感じきりがまだまだ足りないんだ、と自分を否定しないようにしましょう。
私は望みの現実を創りたくて、ネガティブ感情を限りなくゼロにしようと、がんばっていた時期があります。
昔の嫌なことを思い出しては、不快さや怒りを思い切り感じる、というのを日課にしていました。
しかし、ネガティブ感情は一向に消えませんでした。
しかも今思えばですが、感情の感じきりを過度におこないすぎて、一日のうちで「過去のネガティブな出来事」に意識を向けている時間を増やす結果になってしまっていたのです。
「ネガティブな出来事」にフォーカスする思考癖も、ついてしまいました。
何に意識を向けているのかも、現実創造に影響を及ぼします。
感情の感じきりはやりすぎると、「そのネガティブな対象」に意識が向きすぎてしまう恐れがあります。
望みを創りたいなら、望みにフォーカスしてる時間を増やす必要があるのです。
「感情の感じきりさえやればいいんだ」という白黒思考にならず、望みを叶えるためにはいろいろな情報を取り入れたり行動したりもしてみてください。
引き寄せの法則の全体像については、下記の記事をあわせてご参考にどうぞ。
そして、身体の状態もメンタルに影響します。
からだの状態が悪いと、ネガティブに傾きやすいです。
身体づくりについてまとめた下記の記事も、ご参考にしてみてください。
ネガティブ感情とうまく付き合っていこう
今回は、感情を感じきる方法と注意点についてお伝えしました。
内容をまとめます。
【感情の感じきり やり方】
- 対象の出来事を思い出す
- ネガティブ感情をしっかり感じる
五感に意識を向ける - 紙に本音を書きだす
【注意点】
ネガティブ感情がゼロになることを目的にしない。
うまく付き合っていく意識で取り組むこと。
ネガティブ感情のエネルギーを解放するほど、あなたの波動は高く明るくなります。
ただし感じきりばかりに時間を割くことはおすすめのしません。
ネガティブな対象に意識が向いている時間が長過ぎるのも、現実創造に影響する場合があるからです。
大事なのは、ネガティブ感情をゼロにすることではなく、上手に付き合っていくこと。
嫌な出来事や心の傷は、少しずつの解放でも構わないのです。
感じきって、前よりも少しはネガティブな感情がやわらいだら、可能な限り望むことに意識を向け行動していきましょう。
気持ちを切り替えるための方法の一つとして、感情の感じきりを取り入れていただければと思います。