劣等感が強いと、自信や行動力がなくなり、望みを叶えにくくなります。
この記事では、劣等感の原因と克服する方法について解説します。
克服方法は、日常的に実践できるものと、視点を変えるための考え方もお伝えしました。
劣等感が強くて、長年お悩みの方に向けた記事となっております。
劣等感をやわらげて、あなたの望みへ着実に歩みを進めていきましょう。
劣等感が強いと望みを叶えにくくなる
劣等感の強さは、望みを叶えられない原因になります。
劣等感が強くて自分に自信が無い人は、「自分にできるはずがない」と何かをやる前から諦めや否定的な姿勢になってしまうからです。
目的意識が希薄であれば、望みを叶えるための行動力も落ちてしまいます。
対人面での悩みを抱えやすくなり、夢や目標に対し、思うようにエネルギーを注げなくなることもあるでしょう。
たとえば大半の人が受け流せるような他人のちょっとした心無い態度にも、劣等感の強い人は深く傷ついたり怒りを覚えたり、何日も引きずってしまうのです。
根底には、自己肯定感の低さがあります。
劣等感も低い自己肯定感も波動が下がるので、引き寄せにも影響を及ぼします。
波動の高さと引き寄せについて解説した、下記の記事もご参考にどうぞ。
これが原因であなたも劣等感が強いのかもしれない
劣等感が強くなる原因を3つお伝えします。
完璧主義
完璧主義の思考がネガティブに作用すると、できていないところにフォーカスしてしまうことで、劣等感を強めます。
90点とれたとしても、とれなかった10点のほうにばかり目がいき、「自分はできない」という認識になってしまいます。
また、完璧を求めるあまり理想が高くなるのも、劣等感の原因です。
理想の自分像や他人と比べて、今の自分はダメだと感じてしまうのです。
チャレンジ経験が少ない人
何かにチャレンジしてきた経験が少ない人は自信が育ちにくく、劣等感につながります。
自信は成功体験を積み重ねることで培われます。
恐れが強かったり失敗が怖かったりして、そもそも挑戦した経験が少ないと、自信も身につきにくいです。
もしくは、目先の快楽に弱いという人間の脳の性質も、チャレンジから足が遠のく原因です。
「ダイエットは明日からにしよう」という選択は、まさにそのもの。
チャレンジを先送りにしてきている人も、自信を育てる機会を逃してきているのです。
繊細で傷つきやすい人
他人の些細な言動に傷つきやすいと、劣等感が強くなりがちです。
身体づくりや捉え方を変えるアプローチで、私は改善できました。
後述する劣等感の克服方法で、身体づくりについて解説していますので、長年強い劣等感を抱えている繊細な方はぜひご一読ください。
また、劣等感が強いと、望む現実を引き寄せにくくなります。
引き寄せがうまくいかない原因について、下記の記事で解説していますので、気になる方はご覧ください。
劣等感を克服する方法と考え方
劣等感を克服する方法をご紹介します。
日々コツコツ実践すると良い方法に加え、劣等感をゆるめるための考え方もお伝えしますので、心に響くものがあれば取り入れてみてください。
成功体験を積み重ねる、自分を誉める
自信をつけるために、小さな成功体験を積み重ねていきましょう。
日常の家事やちょっとした課題で構わないので、こなしたらすぐに自分を褒めることが効果的です。
たとえば早起きや苦手な家事をこなしたら、
「よくやった!」「えらい!」「すばらしい!」
と自分に声を掛けます。心の中でも構いません。
自分を褒めると脳が「快」の信号を受け取り、自己肯定感がアップします。
「家事や早起きなんて、普通にできてる人がたくさんいるしな・・」
などと誰かと比べて、自分の成果を低く見積もらないようにしてください。
たとえ同じ課題であったとしても、得意か苦手か、どのくらいで克服できるのかは、人によって全然違います。
特に慢性疲労を抱える繊細な方にとっては、フルタイムで出勤するだけで、普通の人よりも苦痛が伴うはずです。
行動できた自分を、大いに褒めてください。
他人ではなく過去の自分自身と比べて、自分の変化と成長を喜びましょう。
自分のできているところにフォーカスするには、脳の注意制御機能を鍛えると効果的です。
注意制御機能の概要と鍛え方については、下記の記事をご覧ください。
身体づくり
まず身体の状態が整ってこそ、心も安定します。
劣等感にもまずは身体づくりが有効だと、私は実体験をとおして感じています。
セロトニンも腸内環境も、メンタルの安定に関係しています。
心の問題を解決するには、まずは身体の状態を良くすると変化が早いです。
私は身体づくりに取り組んで、人生が変わりました。
劣等感を筆頭に、ネガティブな思考にとらわれてばかりいたのが、理想の現実への歩みを勧められるようになったのです。
劣等感を克服するために、特におすすめしたい身体づくりは、次の2つです。
- セロトニンの分泌をうながす
- 腸内環境を整える
セロトニンや腸内環境と、心との関係については下記の記事でまとめています。
長年心を変えようと頑張っているのにうまくいかない方は、ぜひ身体づくりに関する記事を読んでみてください。
明確な目標を立て努力する
劣等感を感じたら、自分は本当はどうなりたいのか、本音を分析してみましょう。
そして理想や目標を決めて、自分の道を歩む努力を続けていくのです。
大事なのは、自分が好きな自分になることを目指す目的意識。
誰かの得ている成功や結果ではなく、「自分がどんな人間で在りたいのか」についてを、一番に考えてみてください。
あなたが納得する自分になれば、誰かの成功は気にならなくなっていくでしょう。
理想の自分になっていくための方法を解説した、下記の記事もご覧ください。
無理な目標を立てない
理想の未来に向けて行動するうえで、無理な目標を立てないように気を付けてください。
人間なら誰だって気持ちが乗らない日や、空回りしてしまう瞬間、もしくは思わぬハプニングで進捗が滞るときだってあって当然です。
高すぎるノルマを自分に科してしまうと、達成できない時に劣等感を強めてしまう恐れがあります。
最終的に目的地にたどり着けばよいのですから、目標や計画は、余裕をもって作成するようにしましょう。
いろんな人の考え方、生き方を知る
劣等感を抱くときは大抵、自分が欲しいものを持っている相手に遭遇したときです。
しかし、その「欲しいもの」だと感じている「何か」は、あなたの本当の価値観ではない可能性もあります。
あなたの今までの人生の中で無意識に培われてきた価値観には、幼少期の家庭や学生時代の人間関係など、他人の考え方が多く含まれているからです。
あなたの価値観が変われば、いままで劣等感を感じていた対象が、気にならなくなることもあるはずです。
そのためには、世界中のいろんな人の考え方や生き方を知ること。
「幸せ」の定義や「良い」と感じることは、人によってあまりにも違うことを知り、今よりも視野が広がれば、見える世界が変わるかもしれません。
環境が合っていないだけ、と考える
あなたが今いる場所で、人よりも結果を出せなかったとしても、単に環境があなたに合っていないだけではないでしょうか。
たとえば仕事において、考えてみてください。
自分の適性に合った職に就ければ、才能は開花し自信もつくでしょう。
しかし、世の中には無数の職業があります。
まず自分の適性を完全に把握し、かつ世の無数の職業のうち、自分を活かせる仕事に就けることのほうが、確率的に低いことだと思いませんか?
あなたが劣っているのではなく、まだ適性に気づけていないだけ。
環境があなたにあっていないだけ。
今の環境だけで誰かと比べて、悲観する必要はありません。
これからあなたの才能を拓いて、自信をつけていけばいいのです。
長所を伸ばす
生きづらさにつながっている短所の克服は必要だと私は考えますが、それよりも大事なのは長所を伸ばすことです。
劣等感を抱くときは、たいてい他人の長所と自分自身を比べています。
短所が小さく感じるくらい、あなたの長所を伸ばしてください。
人よりもできないことや苦手なことがたくさんあったとしても、「私はこれがあるしな」と思える何かがあれば、劣等感はやわらぐはずです。
長所は、好きなことや得意なこととよくいわれます。
しかし、もしそれらがわからない場合は、「こういう人生にしたい」と思う目標をまず立てて、そのために必要な能力を磨いてみてください。
始めは「好き」「得意」と感じなかったとしても、その道すがらで長所になる何かに出逢える可能性があります。
必ずしも短所は「悪いもの」ではない
この世界は、みんなでパズルのピースを創っているようなものだと考えてみてください。
あなたの苦手なこと、できないことである凹は、他人の凸が埋めてくれています。
料理が苦手な人でも、飲食店に行って美味しいご飯が食べられたり、病気になったら専門家に人に治療を受けたり。
心の穴を、好きなアーティストの曲が埋めてくれることもあるでしょう。
人間同士、自分にできることでお互いに補い合って、この世界はできています。
完璧で、凹がいっさい存在しないと、他人の凸とつながることはできないのです。
あなたの短所は、他人の長所が活きる場所。
短所は「悪いもの」と捉えている意識を、少しやわらげてみましょう。
捉え方を変える方法について解説した、下記の記事もご参考にどうぞ。
まとめ:劣等感を感じたら、自分の望みに気づこう
今回は、劣等感の原因と克服方法についてお伝えしました。
内容をまとめます。
劣等感が強くなる原因
- 完璧主義
- チャレンジ経験が少ない
- 繊細で傷つきやすい人
劣等感を克服する方法とやわらげる考え方
- 成功体験を積み重ねる
- 身体づくり
- 目標を立て努力する
- 無理な目標を立てない
- いろんな人の考え方・生き方を知る
- 環境が合っていないだけ、と考える
- 長所を伸ばす
- 短所は「悪いもの」ではないと考える
劣等感が強いと自信が育たず、望みを叶えにくくなってしまいます。
誰かと比べて劣等感を感じたときは、自分の望みに気づいてください。
「私はこういう生き方がしたいんだ」
と思える道を創っていくにつれ、劣等感は力を失っていくはずです。
もっともおすすめしたいのは、身体づくりと、日々自分の出来ているところを褒めることです。
コツコツ自尊心を育んでいき劣等感を軽減させ、あなたの望みの人生へと向かっていきましょう。