転職したら、今までよりも理想の仕事に就きたいものですよね。
この記事では、理想の仕事を引き寄せる方法と、天職を見つけるために必要な考え方についてお伝えします。
ご参考になればと思い、転職するたび自分軸に気づきどんどん理想の仕事に就いていった私の体験談も書きました。
逃げの転職では、転職先でもまた同じ問題にぶつかる可能性があるのです。
より良い職場を求めて仕事を探している方や、いま仕事を辞めようか悩んでいる方は、ぜひご参考にしてみてください。
理想の仕事を引き寄せる方法
理想の仕事を引き寄せるためのポイントを、3つご紹介します。
理想の仕事を明確にする
どういう生き方がしたいのか。
そのために、どんな職場でどのような仕事をしたいのか。
まずは目的意識を明確に持つことが重要です。
引き寄せを活用するために、まず大事な第一歩は「フォーカス」だからです。
あなたの意識が、どんなゴールを見すえているか。
どこにたどり着きたいのか、どうなりたいのか。
しっかりと設定しましょう。
明確な意図がないと周りに流された人生になり、目的意識を持てば自分で創造する人生になります。
しっかりと意図を定めれば、その道すがらで起こる出来事は、全てゴールに必要な要素となり得ます。
ただし歩みを進める中で、方向性が変わってゴール設定が変わることもあり得ますね。
最終型を最初から決めないといけないわけではありません。
ゴールの設定は、現時点でのもので大丈夫です。
最終的なゴールは、人生の最後まできっと誰にもわからないでしょう。
常に「いまの自分」にとっての、たどり着きたい場所や理想の在り方でかまわないので、決めてみてください。
譲れない条件を書き出す
過去の仕事を振り返り、自分にとって譲れないポイントをしっかり自覚しましょう。
紙に書きだすのがおすすめです。
たとえば、会社勤めの場合は、
- 通勤時間は40分以内
- 残業なし
- 満員電車ではない
- 出勤時間が遅め
- 仕事内容(業種にあまり興味がないと苦痛)
- やりがい重視
など。
満員電車や残業のように、世の中の多くの人が日常的にこなしていることであっても、人と比べて判断する必要はありません。
自分の心と会話して、自分にとっての快適さを求め、分析してみてください。
優先順位もつけてみましょう。
ただし、多くても5つまでがおすすめです。
自分の全ての希望を満たす100点の職場は、まず存在しないということを念頭に、多少の妥協は必要であることを受け入れましょう。
どうしてもこれは我慢できない、というポイントを、しっかりと見極めてみてください。
理想の働き方をイメージする
理想の仕事や職場環境で、快適に働いている自分の姿をイメージします。
イメージすることというのは、その夢が叶ったパラレルワールドにアクセスする行為です。
「理想の世界」にフォーカスし、情報を集め行動を続けるほどに、その世界が現実化する可能性はどんどん増していきます。
日常の合間に、気が向いた時でかまわないので、理想の働き方をしている自分を積極的にイメージしてみてください。
注意点: 「望まないこと」は起こる
引き寄せの法則は、なんでもかんでも自分にとって都合の良いことを起こせる法則ではありません。
譲れないポイントを明確化しても、あなたの人生の段階に応じて、ときには合わない仕事や職場の人間関係の悩みなど、一見「望まないこと」は起きます。
天職を生きるために、必要なスキルや在り方を身につける必要があるからです。
あなたの人生にとって大事な価値観に気づくために、今の問題が起きている可能性もあります。
もし今あなたが、やりたいことがわからなかったとしても、いずれたどり着く天職のために、何かを得ているのです。
嫌なことが起きたときに、自分の心と向き合い乗り越える方法について解説した下記の記事も、ご参考にしてみてください。
仕事で問題が起きたときはメッセージ
何か壁にぶつかったときは、真我のあなたのメッセージが込められていると考えてみてください。
真我とは、心の奥の自分。
潜在意識やハイヤーセルフと言い換えてもいいでしょう。
その「問題」は、あなたの才能を拓くためかもしれないですし、あなた自身がまだ気づいていない、本当の望みを知るためかもしれないです。
もしくは、手放すと人生がうまくいく、不要な思い込みを教えてくれていることもあるでしょう。
仕事をとおして私たちは、理想の自分になる糧を得ているのです。
この先にあなたが役に立てる誰かの気持ちを味わうための、仕込みの時期である可能性もあります。
いずれにせよ仕事での問題は、あなたの魂の成長、人生の向上ににつながるのです。
苦手なことは一定期間やってみる
苦手なことを任されて、今の仕事を辞めるべきか続けるべきか悩んだときは、その問題を乗り越える努力と工夫をおこなってみましょう。
あなたの新たな可能性が拓きます。
本当に合わないかどうかは、一定期間やってみないとわからないことです。
出来ないからと言って、1~2回で放棄してしまうのはもったいないです。
どんなに好きな仕事であったとしても、苦手なポイントや面倒くさい作業はつきもの。
職場の苦手な人も、あなたがこれから理想の現実を創るために、必要な在り方を習得できるよう、現れてくれている可能性もあります。
ちょっと合わないな、と感じる業務や人に出くわしたとしても、すぐ投げ出さないことをおすすめします。
ただし、心が壊れるほどの無理は、当然おすすめしません。
方向性が間違っているから辞めなさい、というメッセージである可能性もあるので、ご自分の体調やメンタルと相談して、自分の感覚で判断しましょう。
転職しようか悩んだときに考えてみてほしいこと
逃げの転職をしたら、転職先で結局また同じような問題にぶつかる可能性は高いです。
あなたの魂は成長がしてくて、その問題を起こしているからです。
もちろん、心が壊れてしまうまで我慢するのは避けて欲しいですが、そうでないのであれば、環境を変える前に自分を変える努力をしてみてください。
「その問題」が今よりも気にならない自分になれば、課題がクリアされるので、次の仕事はより自分に合った職場にたどり着けるはずです。
それでは、いまの仕事を辞めるか悩んだときに取り入れて欲しい、3つの考え方をご紹介します。
地味な仕事こそ成功への道
華やかな世界で成功している人も、裏では地味で地道な努力と作業を重ねてきています。
野球のイチロー選手は、
「小さいことを積み重ねる事が、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。」
とおっしゃっています。
地味で地道なルーティンワークは、成功者が通る道です。
どんな些細なことでも、誰でもできるような単純作業であっても、今よりも早くうまくできる工夫を考えてみましょう。
行動する自分を創る方法について、下記の記事で解説しています。
巨大な縁のなかで生きている意識を持つ
私たちは、おびただしい人間同士の繋がりの中で生きています。
たとえばあなたが、個人情報のデータ入力の仕事をしていたとしましょう。
名前と住所を入力する単調な仕事であったとしても、その一人一人に人生があって、あなたの入力したデータを元にサービスをお届けしているわけです。
全ての人が少しずつ、他の人の人生と関わり合いながら、この世界は出来ています。
目の前の単調な仕事の先には、何人もの人生があり、喜びや葛藤、挑戦があるのです。
どんな仕事も、誰かの人生を彩っている。
どんな仕事も、社会や経済と繋がっていて、人間ドラマがある。
そんな風に、視野を広げて考えてやりがいを見出していきましょう。
出来事の意味は自分でつける
あなたの人生は、あなたのとらえ方で出来ています。
「ピンチはチャンス」というように、何が起きても、その先の未来の展開は自分次第です。
まずは「ピンチ」をどうとらえるか、ですね。
何が起きても、全ては理想の未来へ向かうために起きているんだ、と思えたら無敵です。
嫌だからと逃げてばかりでは、自分の捉え方が変わっていないので、同じような状況に出くわした時に、また苦しむことになります。
できる限り、自分が気にならないような解釈を身につけられるほど、あなたは望みの人生を創りやすくなっていきます。
全てにおいて、自分の人生にとって意味のある解釈を、見つけていきましょう。
あなたが望みへのフォーカスと行動をし続ければ、最終的に望みは叶うのです。
ただし、パワハラなどのあまりにも辛い環境も、捉え方を変えて我慢しよう、という意味ではありません。
状況によっては、環境を変える行動が必要だと考えます。
なんでもかんでも立ち向かえばいい、というわけではなく、ときに「逃げ」が必要なケースもあると思います。
ご自分の心を守ることをまず前提にしたうえで、捉え方を変えることにチャレンジしてみてください。
【体験談】転職するたび、自分軸に気づけた実話
私は転職するたびに、自分の譲れないポイントが1つずつわかっていきました。
ある職場は、仕事内容や勤務時間などの条件がほぼ100%希望どおりでした。
しかし意地悪な上司に悩まされ、自分が助け合いの暖かい人間関係を求めていることに気づきました。
次の職場は、コミュニケーションが盛んで助け合いが日常でしたが、仕事中にあまりにも雑談が多く、私にはすごくストレスで精神的にいっぱいいっぱいになってしまいました。
あまり距離が近すぎるのも、自分には合っていない。
空気を壊さないよう過度に気を遣うのはやめて、職場では最低限の必要なコミュニケーションでいこう、と思えました。
そして次の職場では、同じチーム内での助け合いは当たり前ですが、仕事の最低限のコミュニケーションで雑談はほとんどしなくても受け入れてくれて、ほどよい距離感で付き合ってくれる優しい人たちに恵まれました。
私は転職するたび、自分にとって心地よい在り方や生き方に気づいていきましたし、実際にそういう理想の環境にどんどんなっていきました。
全ては自分が快適な人生、魂がもっとも望む人生につながっているのです。
やりたいことがわからなくても、大丈夫
やりたいことがわからない場合は、まずは今の悩みや不満を解決する方法を模索してみるのが、天職への近道です。
成功者の方も、全員が最初から目標が定まってたとは限らないですし、深い悩みやコンプレックスを解決した結果、使命に向かうパターンもあります。
「天職」「使命」といっても、大それたものではありません。
自分がもっとも快適に生きられる道のことです。
自分が生きる世界は選べます。
ただし努力は必要です。
努力がしんどいと感じるかもしれませんが、本来人はみな成長がしたいはずです。
好きなことがわからなくても、消去法で選んだ仕事であっても、いま目の前の仕事に最善を尽くしてみてください。
「好きな仕事」を、偶像崇拝のようにしないことをおすすめします。
また、悩んでいることやコンプレックスの解消に向かって努力するのも重要です。
1つ乗り越えれば、あなたの人生は1つ楽になるでしょうし、同じ悩みを抱える人に共有すれば、それがビジネスになる可能性だってあります。
いまの環境に不満があるのなら、この世界のどこかにあなたの満足が存在します。
あなたが今どの地点にいようとも、目の前の道が天職につながっているのです。
まとめ:魂の求める道を歩んでいこう
望みの仕事を引き寄せたいのなら、ポイントは以下のとおりです。
- まず望みを明確に。紙に書くのがおすすめ。
- 自己成長&課題クリアの意識を持とう
- 意図をもって進んだうえで起こることは、魂の課題
- 転職したくても、まずは捉え方を変えて、続けてみることを推奨
- やりたいことがわからないなら、まずは悩みや不満、コンプレックスの解消に取り組むこと
- いまの目の前の仕事に最善を尽くそう
- 目の前の現実が、天職に繋がっている
- あなたの毎日はすでに、あなただけの魂の道のり
天職に就いて自分の能力を最大限発揮し、自分も他人も幸せで社会に貢献できる生き方ができたら、そんな人生は大成功だと思います。
目の前の毎日が、その世界につながっているのです。
今日もあなただけの、かけがえのない人生を創っていきましょう。